☆クロスビー、ホープ&ラムーア
人気度的には強力なキャスティングです。
ビング・クロスビー、ボブ・ホープ&ドロシー・ラムーア出演の7本の珍道中シリーズ。歌(金星)とコメディ(金星)と美人歌手(♀)の最強のコンビ、これぞパラマウントのコメディ映画。
クロスビーとホープがどれほど人気があったか。二人合わせるとハリウッド史上最強ぐらいの人気がありました。
いわゆるマネーメイキングスタートップ10。トップ10ランクイン回数のトップはジョン・ウエインの25回です。その2位はクリント・イーストウッドの21回、3位はトム・クルーズの20回。
クロスビーは15回、ホープは13回ですから二人合わせて28回、ハリウッド史上最強の人気コンビです。
ドロシー・ラムーアはトップ10入りしたことはありませんでした。しかし最高11位で25位以内には6回入っています。40年代の人気女優の一人でした。
この珍道中シリーズは、 road to ~ という原タイトルの映画で、クロスビーとホープの二人がアラスカや外国に出かけてラムーアとであうという映画です。外国旅行もの映画なので、サイン的には当然いての管轄です。ドロシー・ラムーアは生まれ時刻全くの不明です。しかし占星術の法則は活きています。月はおとめで間違いなく、金星Rさそりです。水星、太陽&火星がいてです。月と水星は伝統的占星術でいうところのreception です。月は、金星Rといてサインをオーヴァーカミング(制圧)しています。女優であってもおかしくない生年月日です。
☆シリーズ中の名曲
珍道中シリーズの特徴の一つは挿入歌の質の高さです。なかでも次の二曲は名曲中の名曲です。映画の出来も7本のなかでは2位と3位だ思います。
Road to Rio中のバット・ビューティフル(But Beautiful)。
多くの人ご存じの大スタンダートナンバーです。このようなちゃらいコメディ映画から大スタンダートナンバーが出てくるところがハリウッド、米国の恐ろしいところです。
Road to Morocco中のムーンライト・ビカムズ・ユー(Moonlight Becomes You)
ここでのユーはもちろんラムーアのことです。確かに彼女のチャートではムーンライト(月光)が4個の天体をオーヴァーカミングしていました。これで夜生まれなら完璧ですが残念ながら生まれ時刻不明です。
☆最高傑作「アラスカ珍道中」
ここで終わらないのが当ブログのしつこくも面白いところ、だと幸いです。名曲度では上記二つにくらべて落ちますが、珍道中シリーズ中、占星術的に最も有意義な曲は実はこれです。
アラスカ珍道中(Road to Utopia)中の Personality
Personality は通常、個性とか性格と訳すと思います。しかしながら日本語にしてしまうと英語のもつニュアンスは伝わってきません。こういう場合、イメージを視聴するのも一つの手です。占星術的にはもちろんアセンダント(外見、タレント性、容姿)がpersonality を象徴します。アセンダントの重要性を理解するには最良の歌です。
アラスカ珍道中の劇中歌、ドロシー・ラムーアが歌う、Personality は怪しくも最高です。「アラスカ珍道中」はシリーズ中の最高傑作です。モノクロなのが残念ですが古典的映画感を醸し出すのにモノクロ画面が一役買っています。
見てないことには始まらないものがありますけれど、この歌 personality がその一つです。視聴しないことにはアセンダントないし第1ハウスマターの重要性を理解することは困難です。
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