アラン・ホワイト

コンクラーヴェ

 故シュミットが主宰していたプロジェクトハインドサイトの2006年8月に開催されたカンファレンス(秘密会議)の極私的映像。project hindsight conclave 2006 で検索すると、Andrea Gehrz 女史が撮影し、動画投稿サイトにアップされたビデオを視聴できます。Gehrz 女史は米国オレゴン州の著名な占星術師&翻訳家です。ところで Gehrz は何と読むのでしょう、わかりません。

 このビデオで最初に登場する白いキャップを被った白服の人物が故アラン・ホワイトです。このビデオで最も出演時間が長いのがアラン・ホワイトです。当時の彼の立ち位置が想像できます。コミュニティの父親的存在。ホワイトの次に登場するご婦人がデメトラ・ジョージ女史です。ジョージ女史が古代の占星術を研究するようになったのはホワイトのレクチャを聴いたからだとされています。確か自著でそういう趣旨を書いていたと思います。

 驚いたのは、若きダイクス博士が登場することです。ダイクス博士によるボナッティの全英訳本が出版されたのが2007年の1月のはずですから、2006年の夏は、ボナッティを翻訳中の時期だと思います。

 

占星術師の不養生

 それにしても多くの者がタバコを吸いすぎです。特にアラン・ホワイト。この5年後の2011年の8月に他界してしまいました。肺がん?、タバコ病

 自身のチャートを見ればタバコはやめるべきとわかったはず。しかしやめられません。グリーンベレー(*)出身の猛者(火星おひつじ)である彼はタバコをやめるぐらいなら死ぬ覚悟(火星はドミサイルで第1ハウス)があったのでしょう。業界的には不運でした。本を書いて歴史に名を刻む時間は彼に残されていませんでした。出版の第9ハウスいてのルーラ木星Rは逆行していてデトリメントかつケイデントハウス、しかも void です。木星Rにアプライする天体はありません。ブレナン以前に古代のテクニックに基づく占星術書を書けるとしたらホワイトでした。

 

 *ホワイトが被っているキャップにはグリーンベレーの絵が描いてあるように見えます。

 

☆アラン・ホワイトの誕生図

https://theastrologypodcast.com/wp-content/uploads/2020/04/alan-white-birth-chart.jpg

 

 いわゆるヤク(含むタバコ)は寿命を縮めます。昼チャートなので火星(ヤク)は最悪天体です。死のハウスのサインはさそりで、火星おひつじが身体の第一ハウスにインです。わかっちゃいるけどやめられません。病気のハウスのルーラである水星やぎは、火星おひつじを制圧しています。69歳のサインは、そのやぎです。69歳の死のサインはししで、そのルーラの太陽も火星を制圧しています。69歳の病気のハウスはふたごサインです。木星Rと月がふたごにあります。ふたごは肺を象徴します。

 ASCおひつじ4度を一度一年法で前進させると69歳にはふたご13度に達します。木星Rはふたご13度です。69歳の第3ハウス(肺)はうおで、木星Rはそのルーラです。このチャートの出生時刻は相当に正しいようです。

 

 ジョンウエイン主演のグリーンベレーなる映画もありました。グリーンベレーの第5特殊部隊所属の三人組が活躍する特攻野郎Aチームなるテレビドラマシリーズもありました。アラン・ホワイトが配属されていたのは、この第5特殊部隊らしい。しかしながらグリーンベレー関連で最も有名かつ映画史的にも重要なのは「地獄の黙示録」です。カーツ大佐は元グリーンベレー隊長という設定になっています。副島隆彦氏は、カーツ大佐のモデルはマッカーサー元帥という目からウロコの指摘をしています。確かにマッカーサー元帥は危険人物とみなされてクビになってしまいました。 

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