(藪)へび的顛末

 極私的反省会。

 

 5月6日に逃亡し行方不明だったヘビが見つかり捕獲されました。発見されたのは5月22日の夕方(16:45)です。見つかった場所は、飼い主が住んでいたアパート(2階建?)の部屋の天井裏(屋根裏)でした。

 前回、警察への通報時刻のチャートを少し読んでみました。

 

 35n26, 139e32 で5月6日21:25

 

 このチャート、失せ物探しに全く使えないわけではないものの限界があるようです。使える度で、ラストスィーンチャートや直前満月図には勝てないようです。

 このチャートですと事後でも解読が難しい。7天体のうち何がヘビを象徴しているのか不明です。月のようでもあり金星のようでもあり火星のようでもあります。巨大なヘビを象徴するのは土星であり、天井裏で見つかったことを重視するならみずがめサインの土星だということになります。屋根裏部屋は風のサイン、特にみずがめの関連だからです。同じ風のサインでもふたごですと、もっと風通しの良い場所を象徴します。一方みずがめは水陸両用的サインであり、その点で謎が残ります。水(道)管でも通っていた屋根裏なら理屈は通ります。ちなみに直前満月図では明らかに土星みずがめがヘビを象徴しています。ホラリーにしろネイタルにしろ、直前の月の位相図に示唆されている範囲内の事柄しか起きません。ではイヴェント図である通報チャートでも土星がヘビなのでしょうか。そういう場合もあります。しかしそう単純にはいかないことが多い。今回の場合、こと居場所に関する限り、ペット問題というより所有物問題として出ています。警察や法律の上では、ペットは所有物だからということなのかもしれません。

 どんなチャートもユニークであり、そう簡単には読めない、というのは占星術の掟の一つですが、今回も改めて納得させられました。

 

 事後の考察;

 天井 → サインとしてはおひつじ。または風のサイン。IC(←”宝”さがし点)はおひつじサインだったのだが、、、、。

 しかし火星はかに第8ハウスである。水のサインというよりカーディナルであることを重視するべきか。カーディナルは高い場所を示唆する。

 本件のハウスはサクシーデント的(時間がかかるが見つかる)でもありケイデント的(見えない場所、隠れた場所、見つからない場合もある)でもある。ケイデントであるおうし第6ハウスに2天体がイン。

 おうしが示唆する場所は天井ではなく床や地面である。天井裏というのは屋根裏の床ではある。しかし屁理屈すぎる、そんなの事前予測は無理。

 第8ハウスがゴミ箱や不潔な場所を示唆するに対し第6ハウスはむしろ清潔な場所を示唆する。ただし両ハウスとも浴室を示唆する場合がある。

 水のサイン強調 → 水辺を探したが空振りに終わったということらしい。

 

  本件飼い主を象徴する木星がみずがめのサインにいるうちはヘビが見つからなかった。t木星がうおサインに移動し、新しいステージに突入したら見つかった。t木星がみずがめのとき、t木星は月と火星を見ていなかった。t木星がうおに入ると、t木星は、月うおと火星かにを見ることができるようになった。これからすると月と火星がヘビを、少なくともヘビ発見のための鍵を示唆している。

 

 土星みずがめ13度(ヘビ?)と木星みずがめ29度(これは明らかに飼い主)との角度差は16度、16日後に発見。偶然?

 普通の読み方だとむしろt木星はt土星から離れて行っている。このチャートはホラリーチャートではないからだろうか。イヴェント図というのは実はネイタルチャート(何かが発生した時刻で立てる図)でもある。発生図なのだからシンボリックディレクションが有効?

 占星術的にはヘビが見つかったのは通報から15日目。15日目を象徴するサインはうおサインである。そこには月が入っており、月△t火星が形成されたタイミングでヘビが見つかった。

 

 発見時のチャートはASCさそり7度、ICみずがめ13度、t土星みずがめ13度である。火星かに第9ハウスが専門家を示しているようだ。

 

end