アーノルド・シュワルツェネッガー

 Rodden rating A です。アセンダントはかにサインでほぼ間違いないでしょう。ドミサイルルーラの月(肉体)はビルディング(建設)のサインであるやぎにいます。またかにのイグザルテイションルーラの木星はさそり第5ハウスにいます。第5ハウスは大使のハウスです。

 さらに父親で代表される一家を象徴するかもしれないICはおとめ24度で、そのルーラの水星はかに18度です。一度一年法でICをディレクションさせると25歳には、ICはてんびん19度に達します。ICてんびん19度はヴァイアコンバスタです。凶兆です。そしてディレクションさせたICは、水星と1度差の□となります。一家の危機です。実際アーノルド・シュワルツェネッガーの父親はアーノルドが25歳のときに亡くなりました。25歳のプロフェクションサインはししです。ししには太陽と土星が入っていますから父親がテーマとなる年です。この土星は最悪天体であり第8ハウスルーラでもあります。当然に土星は死のナチュラル表示天体です。以上総合するとアセンダントはかにサインと仮定してokだと言えます。

 

 ここでは38歳の結婚のタイミングについてみてみましょう。

 38歳のサインはおとめ第3ハウスです。水星は第1ハウスにいますから一身上に何か起きます。妻を象徴するかもしれない月は結婚のハウスにいますから、38歳は結婚する年ではないとは言えません。ただしプロフェクションだけで結婚を予測するのはほぼ無理です。

 38歳のソーラーリヴォルーションのアセンダントサインはおとめ第3ハウスです。プロフェクションサインとソーラーリヴォルーション(SR)のアセンダントサインが一致するというのは、なかなかに決定的です。特筆に値する何事か起きます。

 

 誕生図の水星かに △ 誕生図の木星

 38歳のSRの水星Rしし オポ  38歳のSRの木星Rみずがめ

 

 SRチャートの水星と木星は逆行していますから離婚のリスクは結構あります。紆余曲折はあってもそれを乗り越えて続くのか、離婚してしまうのか、これだけではわかりません。チャートの持ち主の“修身”具合にもよるからです。チャートを見てもその人の修身度まではなかなかわかりません。

 ASCの対向/対抗がDSCであり、オポジション土星的な卦(かたち)です。結婚の維持には修身が必要なのは占星術的には当然のことです。

 

アーノルド・シュワルツェネッガーの誕生図

 

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