日食と言うのは“王”（太陽）の苦しみを象徴します。こんな時代になっても“日食”は王の死を予兆します。古代や中世には王的人物が暗殺されるのは珍しくありませんでした。現代では暗殺は激減しましたけれど不運が重なると起きることもあります。
2022年7月8日、安倍晋三元総理、奈良市で演説中に銃撃される。
話しは千年以上前にさかのぼります。天体の運行すなわち天にとっては、一日前も千年前も似たようなものだからです。
グレゴリオ暦975年8月15日9:20am、皆既日食がありました。この日食は当時の日本の首都の京都で見ることができました。日本国の歴史に残る大事件的日食でした。朝廷は大赦を出すなど結構な騒ぎだったようです。
この皆既日食はししサイン21度で起きました。火星（最悪天体）、金星、日食（ヘッド、太陽＆月）がししサインにありししサイン強調のチャートです。金星はASCの月はMCのルーラですから影響力が強い皆既日食です。火星はセクト的には最悪中の最悪天体です。
京都と奈良でのASCはてんびんサインの11度です。マンデン占星術では日本国はてんびんサインの国だとされることがありますけれど一理あります。平安時代、平安京、和の国、昭和令和など和（金星）と言う言葉が好まれる国、土星（伝統）が高揚となる国。
ASCはてんびんサインなので、闇から鉄砲のハウスはおとめサインということになります。言うまでもなくスピーチは水星が象徴します。第8ハウスはおうしサインです。この金星は最良天体ではありません。凶事が起きないとは言えません。
ここで問題となるのがICです。ICは”死”の軸（棺おけを蓋うて定まる軸）でもあるからです。この日食のICは京都でも奈良でもやぎサインの12度です。安倍晋三元総理の生まれ時刻は不明ですけれど、火星はやぎサインの11度もしくは12度です。
死のナチュラルシグニフィケータであるｎ土星はさそりサインの6度です。日食図ではASCルーラかつ第8ハウスルーラであった金星はさそり12度です。
安倍元総理のｎ土星合ｎ金星さそり □ 日食図のししサイン
いわゆるオーヴァーカミングです。
安倍元総理のｎ太陽はおとめサインの27度ですから日食図の第12ハウスに入ります。この日食図に対して不運な生まれであることは否定できません。
では何年？
2022年の東京春分図では第12ハウスはさそりサインです。火星（銃撃する者）、金星＆土星がみずがめサインです。特に土星はみずがめサインの20度56分であり、日食図の日食とオポジションです。土星は第3ハウスですから短期旅行での土星的な事件を示唆します。春分図では宗教の第9ハウスはししサインです。
end
