水星の逆行と順行

 前回4月6日の当ブログの記事でt土星のサインを間違えたので訂正しました。水星逆行中でした。当然のことながら水星が逆行していなくてもミスは起きます。ただ「うお」とするところ反対側の「いて」としたミスなのでいかにも逆なミスです。

 ということで水星逆行にまつわるお話しです。

 

 指数の少数点以下は切り捨てて表記します。

 チャートキャスティング地点はニューヨークです。

 おひつじ19度は太陽が最も高揚する度数です。株価指数の自然な表示天体は水星です。

 3月21日、t水星おひつじ19度、NYダウ、S&P500およびナスダック(総合指数)史上最高値更新。ナスダックの終値16401。

 4月1日、t水星、留。ナスダックの終値16396。この日まで史上最高値圏。

 4月2日、t水星逆行開始、ナスダック下降トレンドに転換。いわゆる窓を開けて急落。この日のナスダックの終値16240。

 

 4月8日、おひつじ19度で皆既日食。ニューヨークではASCしし19度。t土星うお14度第8ハウス。

 4月10日、うお14度でt火星合t土星。ニューヨークではASCおとめ17度あたり。すなわちDSCがうお17度あたり。つまりt火星合t土星は地平線に没した直後。またMCはふたご15度。下降トレンド決定的に。

 

 逆行から順行、順行から逆行はトレンドの変換を象徴することが結構あります。現在逆行している水星が順行に転じるのは4月25日です。おひつじ15度で順行に転じます。このときt太陽はおうし5度ですからt水星はコンバストされていません。これは好材料です。しかしtヘッドがおひつじ15度です。ヘッドの影響は伝統派であれ現代派であれ諸説紛々ですから、この卦は予断を許しません。楽観的に考えるならヘッドは実態以上の高値を示唆します。

 4月25日の午前9時半、ニューヨークでチャートを立てると、ASCかにで、月さそりは第5ハウスです。t天王星合t木星おうし22度 オポ t月さそり23度。月さそりはフォールです。オポは分け目(別れ)のアスペクトです。さて、どうなりますか、楽しみです。

 付け加えると、このチャートの第12ハウスはふたごで、t水星は第12ハウスルーラということになります。第12ハウスはASCからは見えないハウスなので予測困難さを象徴します。ふたを開けてみないと何が跳びだすかわかりません。

 ”絶賛”暴落中の期間を例外とすれば絶好の買い場というのは年に一回程度しかありません。下がればチャンス到来?ですし、上がれば「やれやれ」です。

 なお占星術は森羅万象を象徴しますけれど占星術で相場を読めるわけではありません。投資はいてサイン的に投げる(的に当てようとする)ことであり、いてサインで高揚する天体はなく、いてサインのドミサイルルーラは木星(ゼウス)です。ゼウスは最高神ですから、投資は、自己の意思で射ようとする者の自己責任のアクションです。

 

end