☆オールタイム占星術本トップ 10
2021年1月、今の時代屈指の占星術師クリス・ブレナンが占星術書のトップテンを公表しました。次の検索キーでヒットするはずです。
“Top 10 astrology books” Brennan
このランキングは、ブレナン流”極私的”トップ 10 です。当ブログ贔屓のホールデン著の歴史書をトップに挙げています。
この歴史書を1位にしたのは、ホールサインハウス、ホールデンの用語ではサイン-ハウス方式(Sign-House system)におけるホールデンの功績の故でしょう。ホールサインハウスは、ホールデンの貢献により一千年の眠りから目覚めました。ホールサインハウスは最も由緒正しいハウス分割方式です。
☆占星術の源泉ツートップ
古典古代の文献としてはヴァレンスとドロセウスを挙げています。占星術の予測テクニックではヴァレンスが重要度トップです。ドロセウス以後の占星術は、大きく構えて言えばその解釈の歴史です。
ランキングの3位に学者のピングリーの著書を挙げているのは、アカデミズム好きのブレナンの面目躍如?。
☆仲良し順?
面白いのは、7位から10位までに、ブレナンがお世話になった人々の本を挙げているところです。序列にも気を使っていることが見て取れます。
兄弟子格のダイクス博士が英訳したサール&マシャアラー本が7位。
ブレナンの先生のデメトラ・ジョージ女史の Astrology & the Authentic Self が8位。
大先輩のロバート・ハンドのトランジット本が9位。
Lehman女史のホラリー本が10位。
ブレナンは、2017年の7月にホラリー占星術をテーマに Lehman女史に約2時間のロングインタビューをしています。ブレナンにとって、ホラリーの最初の先生が Lehman女史だったらしい。
今回のランキングではプトレマイオスのテトラビブロスを落としています。リリーのCAも挙げていません。ボナッティとアブマシャーも落選。歴史的影響力よりも個人的嗜好を重視したのかもしれません。
ブレナン選定の1位本。有識者なら必携。
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