本ブログは日本唯一の正統占星術そしてそれに基づく伝統的占星術のブログです。正統占星術的に最も大切なテーマは、イヴェントの生起の研究、特に生き延びることの研究です。
どうやって生き延びるか?、年度代表の新月図または満月図と来るべき一か月間を代表する新月図または満月図を検討する、これです。
t太陽のイングレス図でもokなのですけれど、事件事故の表示天体は月と火星なので月のアスペクト図のほうが効きます。
2023年12月26日午後5時10分ごろ、東京都杉並区高井戸東3丁目付近で、歩道を歩いていた40代の女性と、その娘の10歳未満の女児の計2人がバックしてきたクルマにはねられる事故がありました。
事故に遭わないために外出しないというわけにもいかないのでしょうが、できれば危険すぎるときには外出は避けたいところ。
以下、チャートは、杉並区、北緯35度42分、東経139度38分で立てましょう。どこで事故が起きるかわかりません。杉並区を歩くのであるなら当然チャートは杉並区で立てます。
ここでは2023年太陽おひつじイングレス直前の満月図(年度代表満月図)を使います。2023年3月7日(火)21:40。
ASCはさそり6度、ヴァイアコンバスタです。想定外なことが起きやすい。当然に事件事故の第12ハウスはてんびんです。火曜日でASCがさそり、通常以上に火星には警戒すべきチャートです。
金星はおひつじ18度第6ハウスにいます。つまりこの金星(女性?)は吉星として機能しにくい状態にあります。
事故は月と火星の関連、サイン的にはふたごといてが特に関連します。
月はおとめ16度、火星はふたご21度第8ハウスです。
交通事故なら当然に水星にも注目します。水星はうお7度第5ハウスです。ASC△水星です。△でも起きるときは起きます。この水星は第8ハウスルーラですから凶事が起きないとは言えません。
https://www.horoscope-tarot.net/horo/s/47821413f37cd172bd52b1cc13773fcf.html
年度代表満月は杉並区では万人共通です。警戒期間をみるには太陽のサインイングレス直前の新月または満月を検討します。たとえばt太陽がやぎ運行中の運勢をみるには、いてサインでの新月または満月を検討します。2023年の太陽やぎサイン直前の新月は12月13日(水)8:32amでした。いて20度の新月でASCはやぎ15度です。水星はやぎ8度であり、この水星はマレフィックハウスの一つである第6ハウスルーラです。かつ新月 アンティション 水星です。
以下左側に3月の満月図、右側に12月の新月図の情報を記載します。
満月図では第6ハウスにいた金星は新月図では第1ハウスに入ります。
ASCさそり6度 合 MCさそり6度&金星さそり9度
ASCとMCの合は、それ自体はイヴェントを起こしません。しかし天体が関わってくると、はなはだ起きやすい状況を示します
火星ふたご21度第8ハウス オポ 火星いて13度、新月いて20度第12ハウス
事件事故のサインであるふたごといてに火星が入っており、しかも新月です。そして第8ハウスも第12ハウスもマレフィックハウスです。
新月図の火星が位置するいて13度。ここは異様に不吉な度数です。
https://www.horoscope-tarot.net/horo/s/8de803067fd7f1af643bc6f23ad9ac87.html
年度代表満月図に対し大層不穏な新月チャートだとは言えます。しかしチャートだけでの判断は限界があります。チャートだけで何が起きるか未来を正しく予測することは困難です。
今回の事故の場合、クルマのナンバーは、 5 24 でした。
5は水星が象徴します。24は2+4=6ですから金星が象徴する数です。5+2+4=11。1+1=2。つまり 5 24 は月が象徴します。
火星が出てきません。しかし12月26日は火曜日でした。
12月26日が火曜日でなかったら事故は起きなかったのでしょうか。わかりません。トランジットチャートのプラネタリーアワーにもよります。がしかし正統占星術的には起きなかった可能性が高いと言えます。
年度代表満月と向こう一カ月間を代表する新月を検討して不穏だと判断したとして1か月間外出すべきではないのでしょうか。この例で考えるなら、t月がいてかふたごを運行中はできれば外出は避けたい。事故はt月がいて26度を運行中かつt水星Rがいて26度を逆行中に起きました。
そしてt火星はいて23度運行中でした。23度?
新月図のドラゴンヘッドの真値はおひつじ23度でした。”偶然”は重なるときは重なるものです。
end